売りのタイミング
原則
1.下降トレンド(*)になったタイミングで売る
(*)下降トレンド=25日移動平均線割れ
2.下降トレンドにある株は値下がりの可能性が高いため保有しない
移動平均線割れ以外の売りのタイミングは下記の4パターン
①直近安値割れ
上昇を続けてきた株が一度値下がりし、その後反発するも再度値下がりを始めた際に、前回の安値を下回った時点で売却する。
一方で、この手法は値下がり後の再反発からの上昇に対応しづらいというデメリットがあるため、判断が難しい場合は保有株式のうち半分を直近安値割れ、もう半分を移動平均線割れで売却するという方法もある。
②短期間での急騰
短期間で急激に株価が高騰した場合、25日移動平均線をラインとして売却の判断をすることが難しくなる。
そのため、
1.上昇トレンドでも一定額値上がりした場合が利食いを行うように決める(例:3倍まで上昇したら保有株式の1/3を売却)
2.ローソク足が株価が天井をつける形(*)になったら売却をする
3.5日平均移動線を下回った時点で売却をする
(*)天井形成時に出現しやすいローソク足
・大陰線
・長い上ヒゲ
・かぶせ線(1本目の陽線に対し、2本目の陰線の始値が1本目の終値よりも高く、終値が1本目の胴体にあるもの)
・たすき線(1本目の陽線に対し、2本目の陰線の始値が1本目の胴体の間にあり、終値が1本目の始値より安いもの)
・つつみ線(1本目の陽線に対し、2本目の陰線の胴体が1本目の胴体を全て包んでいるもの)
株価が急騰した際にこれらの形が現れると株価の天井の可能性が高まる。
また、上記のチャート+次の日の動きを見ることでより精度が上がる。
(例1)大陽線+長い上ヒゲ+大陰線
(例2)かぶせ線+大陰線
③吹き値の発生時
好材料の出現により一時的に株価の急上昇(20〜30%)が起こり、数日後に株価が元の値まで戻ってくることを吹き値と呼ぶ。
吹き値が起こると、急上昇時に高値掴みをしてしまった投資家が多く存在し、それらの戻り売りを消化しないとそれ以上に株価が上昇していかない。
そのため、今後の株価の上昇の衝撃となりうるため、他に有望な銘柄があればそちらに乗り換えるための売却を行うという考え方がある。
④損切り
損切りも「売り」であるため、原則としては下降トレンドに下がった段階で売る。
詳細は下記の4パターン
(例1:上昇トレンド転換直後に買ったものの、25日平均線を割り下降トレンドに移行したため損切り)
(例2:既に上昇トレンドにある株を買ったものの、25日平均線を割り、下降トレンドに移行したため損切り)
2.直近安値割れで損切り
(例1:高騰した株を押し目で買うものの、その後直近安値を下回ったため損切り)
(例2:底値圏から反発直後の株をかったものの、その後直近安値を下回ったため損切り)
(例:高騰を続けている株を買ったものの、5日移動平均線を割ったため損切り)
4.買値からの下落率を基準とした損切り